実際に構築しようと結構ハマリます 2005-05-12 Windowsを使って、比較的、安価に、システムを構築しよう、 ということで、SCSIディスクを使った手順が解説されているのですが、 なかなか、ハードを選んでくれて、結構、ハマリます。 SCSI2の古いカードやディスクがあるので、と軽い気持ちで始めると、 まず、安定動作しないので、気をつけてください。ちょっと試すだけなら、Linuxか、OracleのTechNetで紹介されている、 VMwareを使った方法の方が、お金を節約できます。 ただ、VMwareの場合、メモリをホスト+ゲスト*2で、 3Gくらいくうので、注意が必要ですが。 この本の後ろの方、3分の1くらいは、実際に、RACを運用する際に、 必要なコマンドやツールの説明があって、こちらは、 どのプラットフォームでも、参考になると思います。 あと、RACは、まだまだ、発展途上のようで、 最新のPSRをあててDBを作成しないと、安定動作せず、 ブルースクリーンを何度も見る羽目になるので、 その辺りも、注意が必要です。
Oracle 10g RAC の基本機能を学習できる 2005-03-28 RAC を用いてのデータベースクラスタは Oracle 9i のころより広く使われ始めている。 従来は他のベンダによるクラスタソフトウェアが必要であったが、10g よりクラスタソフトウェアも Oracle からセットで提供され、なおいっそう使いやすくなった。また、自動化された部分も多くなり、経験や専門性が必要だった設定に関してもなおいっそう自動化が進んでいる。本書では、Windowsにおける Oracle 10g Real Application Clusters (いわゆる Oracle 10g RAC) を構築するにあたり、必要なマシン構成とセットアップ手順を詳細に解説し、また、10g を運用する上での必要な知識、特にバックアップやクラスタの運用にかかる最新機能を学ぶことができる。 RAC に関する解説は Oracle より提供されているドキュメントでも確認できるが、全体を通して把握したい場合にはこのような書籍のほうが理解も早い。 Windows版における解説に終始しているが、Oracleの画面や機能はすべてのプラットフォームで共通であるため、ほかのプラットフォームを前提としている場合でも利用できる。 10g の導入を検討するにあたり、まずはプロトタイプとして構築したい場合などに、最新機能の確認ととともに RAC に関する機能をひととおり学習することができる価値ある一冊であると言える。
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