明解、手元におきたい 2004-11-04 まず、システム開発の方法論についての整理から始まります。ウォーターフォール型開発の批判、反復型、進化型の開発方法論の説明、いろいろなアジャイル開発の方法に共通する、考え方や特徴説明です。そのあと〜ここがメインか〜、Evo、XP、スクラム、UPの4つについて、概要、そのプラクティス、成果物、進め方(手順)、適用するプロジェクトの性質、よくある間違った適応方法、Q&Aがあります。 最後に、プラクティスを実施する際のヒント〜イテレーションの期間は何を考慮して、決定すべきか等〜があります。 事例は、あまり、ありません。 アジャイルの本って、どこか「モヤモヤ」としたところが多いですが、この本は、明解です。 内容的には、概要レベルであると思います。しかし、うまくサマリーされているためか、分かりやすかったです。論点も明確です。 章や節の長さも、特に節の長さが適切(?)なためか、前読んだ所を参照するのが、非常に楽でした。参考文献、そして参考文献の案内も大変丁寧です。題名どおり、特に「アジャイル」関係の前提知識はなくても、OKです。
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